「ソフトバンク光を申し込みたい。」
「ONUは本当に必要?」
「ルーターの代わりとして使える?」
と、お悩みのあなた。

この記事のポイント
- ソフトバンク光にはONUが必要
- ONUはWi-Fiルーターの代わりに不向き
- 結局、光BBユニットのレンタルが一番
ソフトバンク光にONUが必要な理由と機能
必要な理由(1つ)と、機能(4つ)をご紹介します。
ソフトバンク光にONUが必要な理由は1つ
それは、ソフトバンク光からの光信号をインターネットの電気信号に変換する大切な役割があるためです。
光のままでは、インターネットできないので、電気に変えるONUが必要です。
【イメージ図(ONUの役割)】
正確に言うと、インターネットの流れは一方向ではないですが、簡単に絵にしました。
その他のONUの機能は4つ
ONUの正式名称は、Optical Network Unit(光回線終端装置)です。
その機能は4つです。
機能1.ルーターの機能
ルーターとは、ネットワーク同士をつなぐ機能です。
利用者のスマホやパソコンと、インターネットないの情報をつなげてくれる役割があります。
この機能がないと、あなたが欲しい情報を調べようとしたとき、インターネットの情報までたどり着きません。
道順(Route:ルート)を案内する役割が、ルーター機能です。
機能2.ハブ機能
ハブは1つのインターネットを複数の回線(LANポート)に分割してくれる機能です。
複数のLANポートに分割することにより、複数の同時通信ができるメリットがあります。
※画像はTp-Link公式より
機能3.Wi-Fiの機能(LANカード要)
最近のONUには、LANカードを追加することで、Wi-Fiの機能を付けられます。
Wi-Fiはご存じの通り、無線でインターネットを利用するための機能ですね。
※フレッツ光西日本より
オプションですが、『ホームゲートウェイ(N)/無線LAN(N)』を申し込むと、LANカードを利用できます。
機能4.光電話の機能
最後に、光電話用のルーターとしての機能もあります。
つまり、ONUに電話線を差し込めば、光電話としても使えます。
ソフトバンク光のオプション(光電話(N))を申し込みすることで、光電話も使えるようになります。

しかし、ルーターの代用としてはおすすめしません。
ONUがWi-Fiルーターの代用におすすめしない理由
ONUがルーターに向かない理由は3つあります。
光回線の本来の速度がでない
ONUをルーターで使うと、本来の光回線の速度が出なくなります。
理由は、IPv6高速ハイブリッドが使えないためです。
この機能は、ソフトバンク光の独自のもので、IPv4+IPv6の切り替えができる機能です。
技術的な内容は省きますが、これにより光回線の非常に速い通信のメリットを生かせないです。
Wi-Fiも遅くなる可能性がある
ONUには、オプションでWi-Fiも追加できますが、これも遅くなる可能性があります。
理由は、2.4GHz帯のWi-Fi周波数しか使えないためです。
そもそも、Wi-Fiには2.4GHz帯と5.0GHz帯の2つの周波数があります。
しかし、オプションは2.4GHz帯しか使えません。(IEEE802.11b/g/nに対応した無線LANカードの貸与)
つまり、使えるWi-Fiの種類が少なく、遅くなる可能性があります。
結局、オプション代が発生する
最後に、Wi-Fiルーターとしての利用はオプションなので、料金が発生します。
【オプション代】
必要オプション | 料金 |
ホームゲートウェイ(N) | 450円 |
無線LAN(N) | 300円 |
合計 | 750円 |
この後にご紹介しますが、結局オプション代を払うなら、光BBユニットをレンタルした方が良いです。

ソフトバンク光のWi-Fiルーターは光BBユニットがいい理由
ソフトバンク光のWi-Fiルーターは、ONUの代用より光BBユニットをおすすめします。
こちらも、理由は3つあります。
光回線本来の速い通信ができる
ソフトバンク光の速い通信は、光BBユニットがあって初めて成り立ちます。
理由は、IPv6高速ハイブリッド(IPv6 IPoE + IPv4)を、光BBユニットでコントロールしているためです。
これは、ソフトバンク光の独自の機能で、市販のルーターにも付いていない機能です。
Wi-Fiも本来の速度で通信可能
光BBユニットには、Wi-Fiルーターの機能も付いています。
この機能も、光回線の最大通信速度(1Gbps)を十分に満足できるスペックです。
【光BBユニットの通信スペック】
スペック | ||
LANポート | 伝送速度 | 1Gbps |
ポート数 | 4ポート | |
Wi-Fi (無線LAN) |
無線LAN規格 | IEEE 802.11b/g/n/a/ac |
周波数帯 | 2.4GHz帯/5GHz帯 | |
伝送速度 | 1.3Gbps | |
その他 | USBポート | 2ポート |
電話線ポート | 1ポート |
このスペックにより、光回線の本来の速度で通信できます。
ソフトバンクスマホのユーザーはさらに得
最後に、光BBユニットはオプションですが、ソフトバンクユーザーは割引があります。
具体的には、1,924円相当のオプション代が、500円になる割引です。
【オプション代】
オプション | 料金 | おうち割価格 |
光BBユニットレンタル | 467円 | 500円(※1) |
Wi-Fiマルチパック | 990円 | |
ホワイト光電話 | 467円 | |
合計 | 1,924円 |
※1:セットの価格のため分割不可
おうち割なしの場合は、分割申し込み可能
月あたり500円なので、ONUをWi-Fiルーターとして利用(750円)よりも安い料金で利用できます。

ソフトバンク光は、光BBユニット付きで申し込みましょう。
ソフトバンク光のONUのよくある質問・注意点
最後に、ONUのよくある質問・注意点をご紹介します。
ONUがあればIPv6の通信はできる?
上でも少しご紹介しましたが、ONUのみでIPv6の通信はできません。
ソフトバンク光の場合は光BBユニットが必要なので、レンタルしましょう。
ONUはモデムの事?
モデムの事です。
ADSLのときは、電話回線をインターネット通信に変換していましたが、ONUは光通信をインターネット通信に変換します。
ONU(Optical Network Unit/光回線終端装置)の名前の通りですね。
ONUと自前のルーターでネットできる?
できます。
ONUからのインターネットのLAN回線を、自前のルーターに接続すればOKです。
ただし、IPv6の高速ハイブリッド通信は使えず、IPv4の通信のみになります。(上で説明した、光BBユニットの説明の通りです。)
もし接続してもつながらない場合は、自前のルーターの説明書をチェックしてみてください。
ルーターには、『ルーターモード』『中継器モード』『ブリッジモード』等がある場合があります。
ONUから自前のルーターをつなぐ場合は、『ルーターモード』に設定する必要があります。
転用や事業者変更は今までのONUをそのまま使える?
使えます。
転用や事業者変更をする場合は、どちらもNTTフレッツ光のONUを使用しています。
ソフトバンク光もフレッツ光のONUを使うため、そのまま使えます。
もし、「工事が必要」とか「ONUの交換が必要」と言われた場合は、しっかり理由を聞いておきましょう。
ONUが届いた。何をすれば良い?
何もする必要はありません。
ONUの設置と設定はNTTの工事業者の仕事で、配線工事の時に一緒に設定してもらえます。
触って壊したりしないように、大切に保管しておきましょう。
なお、ONUは事前にNTTから発送されます。
ソフトバンク光のONUが届かない!理由は?
ONUは光BBユニットや、申込書類と別々に到着します。
ONUはNTTが手配するものであり、光BBユニットやその他契約書類はソフトバンク光から手配されるためです。
なので、ONUより先に光BBユニットが到着した可能性があります。
一度2~3日待ってみてください。その間に到着するはずです。
それでも、到着しない場合は、一度ソフトバンク光に問い合わせ(186-0800-111-2009)してみましょう。
ソフトバンク光のONUが繋がらない!
一度、ネットワークの配線や、設定をチェックしてみましょう。
ソフトバンク光には、設定用の分かりやすい資料を用意してくれています。
この、らくらく配線ツールを見ながら、ネットワークの接続を確認しましょう。

【まとめ】ソフトバンク光のONU(NTTロゴ入り機器)
さてこの記事では、ソフトバンク光のONU(Optical Network Unit/光回線終端装置)について、ご紹介しました。
まとめると、この記事のポイントは以下の3点です。
この記事が役に立つ人
- ソフトバンク光にはONUが必要
- ONUはWi-Fiルーターの代わりに不向き
- 結局、光BBユニットのレンタルが一番
ソフトバンク光には、限定のキャッシュバックがあります。
詳しい内容は、この下のリンクからチェックしてみてくださいね。
